マンションにおける高齢者対応
2008年03月15日 17:17

当社の顧問先のマンションでも問題になっている
独り暮らし高齢者問題の実態に関する記事がありましたので、
ご紹介します。

(以下、新聞記事を引用)
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『管理会社7割 居住実態知らず 
 分譲マンション 孤独死急増 06年、2.5倍の68人』

 分譲マンションの独り暮らし高齢者世帯で二〇〇四−〇六年の
三年間に、少なくとも百二十一人が亡くなったまま放置された
「孤独死」だったことが、分譲マンション管理会社の業界団体の
社団法人「高層住宅管理業協会」の調査で分かった。

 調査によると、六十五歳以上の高齢者の孤独死は〇四年は
二十六人、〇五年は二十七人だったが、〇六年は六十八人と
約二・五倍に増えた。
同協会は、管理会社など業界向けの支援マニュアルを作成。
孤独死や認知症対策などに本腰を入れる。

 昨年春には、首都圏の独り暮らし世帯の親族から「四カ月
ぐらい連絡がとれない」と管理会社に電話があり、担当者が
警察と一緒に室内を確認したところ、死亡しているのが見つかった。

 マニュアルには、管理会社や管理人による孤独死などへの
対応方法を記載。ポストにたまった新聞や郵便物、室内からの
異臭といった異常を察知してから警察や緊急連絡先への連絡
などを想定した流れ図や非常時のチェックリストをまとめた。

 今回の調査では、管理会社の七割近くが、マンション内での
独り暮らし高齢者の実態や緊急連絡先などを把握する仕組み
を確保していないことが判明。マニュアルでは管理組合に対し、
入居届に緊急連絡先の記載欄を設けるなど居住者名簿の作成
を提言するよう提案するなどしている。

 同協会業務部の大蔵豊和次長は「管理業界として高齢者支援
という意識はまだ薄いが、今後ますます高齢者のみ世帯や単身
高齢者世帯が増えると予想される。行政や管理組合、管理会社
が相互に理解、協力し、高齢者を把握し支援できる新たな管理サ
ービスが求められている」としている。

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マンションの高齢化と共に、そこに住む住人も高齢化していくのは、
当然の流れです。

役員のなり手不足等の管理組合運営上の問題もありますが、
独り暮らし高齢者がマンションという管理人やオートロックに
閉鎖された空間の中で生活していく上で、管理組合が中心と
なり、コミュニケーションを取りながら、見守り活動を行って
いくことは、管理組合の重要なミッションです。

管理会社としても、近年個人情報に対する意識が過剰に
なってきている状況はあるものの、最低限の役割として、
緊急連絡先(家族や親せきの連絡先等)の把握は、必要
不可欠だと思います。

『ティー・エム・エス』では、訪問介護ビジネス等、高齢者サービス
提供する企業との連携を行うことで、独り暮らし高齢者は
もちろん、マンションに居住するすべての住人が安心して
暮らせる住環境作りに取り組んでいます。

マンション内で、孤独死があったということが公になれば、
当然マンションの資産価値にも大きく影響しますからね。

明日は我が身!取り組みは1日でも早くです。

「マンション管理組合運営サポート」「マンションリフォーム」「マンション売買」
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谷口 昌良
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投稿者 tmskobe : 2008年03月15日コメント (0)トラックバック (0)