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「使用料」等を管理費勘定に入れているマンションでは、
管理費支出=管理費収入+使用料
(余剰金は出ないものとする)
で賄っていることになります。
仮に、マンション全体の年間の管理費支出を1,000万円、
管理費収入600万円、使用料収入400万円、戸数100戸とすると、
このマンションの管理会社から徴収される1戸当たりの月額管理費は、
600万円/年÷100戸÷12ヵ月=5,000円/月
となります。
一方、管理費支出は年間1,000万円ですから、1戸当たりの月額の
管理費支出は、
1000万円/年÷100戸÷12ヵ月=8,333円/月
となってしまいます。
要するに、本来貯金に回るべき使用料収入を管理費勘定に入れることで、
管理会社側から見れば、管理費が安く見せられるということなんです。
管理組合からすれば、見せかけの管理費がいくらかよりも、実際に出ていく
管理費支出(実際の管理費)を押さえていくことの方が、はるかに重要な
わけです。
こういったマンションでは、
「実際の管理費が安い」のではなく、「見せかけの管理費が安い」だけ
だということを、よくよくご認識下さい。
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投稿者 tmskobe : 2010年03月04日 | コメント (0) | トラックバック (0)