修繕積立金の値上げを検討する前に・・・ Vol.1
2010年02月02日 15:07
マンションも築年数が経過すると、当然に各所にガタが出てくるわけで、
必要に応じて修繕等を行わなければならなくなります。
戸建住宅や賃貸マンションの場合、その所有者の一存で、修繕するか
否かを決めることができますが、分譲マンションのような集合住宅では、
区分所有者の総意がなければ、修繕を行うことができません。
そこで、分譲マンションの場合、おおよそ10~15年周期で計画的に
修繕を行うように長期的な修繕計画を作成しているマンションが大半です。
そして、この「長期修繕計画」を立てているのは、管理会社に管理を委託している
マンションでは、ほとんど場合、管理会社が行っているのが現状です。
当初は、ディベロッパー等の分譲主が、マンションを売れるようにする為に、
低く設定している修繕積立金も、長期修繕計画を立てれば一目瞭然、
否が応でも値上げをせざるを得ないという時期がやがてやって来ます。
なぜなら当初の低い設定のままの修繕積立金では、経年劣化していくマンションの
修繕に対応できるだけの「貯金」が貯まらないからです。
そこで管理会社は、管理組合の皆さんの顔色を伺いながらも、マンションを
維持管理をしていくという大義名分がありますから、タイミングを見て、
修繕積立金の値上げ話を持ってくることになります。
しかし、実は修繕積立金の値上げを検討する前に、管理組合の皆さんには
やって頂きたいことがあるのです。
なが~い、前置きになりましたが、続きは次回に。。
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