TMSの仕事 Vol.2
2008年01月21日 19:13
今日は、『2.建築事業』についてお話していきたいと思います。
現在、当社は阪神間で4件のマンション管理組合と継続的なアドバイザー契約(顧問契約)
を結ばせて頂いているのですが、業務の中で、管理組合運営のサポートだけではなく、
建築に関する専門的なアドバイスを求められるケースが多々あります。
例えば。。。
◇居住者に高齢者が多くなってきたので、エントランスをバリアフリーにしたいのだが・・・
◇共用の階段や廊下に高齢者対応の手すりを設置したいのだが・・・
◇駐輪場が少ないので、駐輪場を増設したいのだが・・・
◇エントランスを今の新しいマンションのように豪華にしたいのだが・・・
◇自分の住居をリフォームしたいのだが・・・(これは各区分所有者単位)
など。
こういったケースでは、既にどこかの業者に見積を出してもらってるケースも多いのですが、
管理組合自体が、その工事内容や金額の妥当性についての判断がつかず、なかなか
事が前に進まないといったことが多く、それでいて管理会社と言えば、基本的に建築工事
の専門業者ではないので、大規模修繕工事のような大きな工事(はっきり言ってしまえば、
お金になる工事)以外のこういった小さな修繕工事や改修工事には、あまり積極的に入って
こようとはしません。
管理組合としてみれば、「適正な工事」を「適正な価格」で行ってくれる業者を探している
わけで、その業者選定をする為の専門的なアドバイスを我々に望んでいるのですが、
逆に我々のように、普段からマンション管理組合とお付き合いをさせて頂いているという
信頼関係があり、尚且つ、マンション事情にも精通している会社にそういった工事も
責任を持って請け負せることができれば、管理組合としては窓口が一本化し、責任の
所在も明確(当社)になるので、管理組合自身のリスクヘッジにもなるんではないかと
いう考えから、当社『ティー・エム・エス』の業務の付加価値の一つとして、、『2.建築事業』を
立ち上げたというわけです。
世の中では『耐震偽装問題』や『悪徳リフォーム問題』など建築業界への信頼性は揺らぐ
一方で、消費者は今本当に信頼できる業者を探しています。
しかも、分譲マンションという特殊な居住形態では、単純に工事の技術力だけあればイイと
いうものではなく、マンション特有の法律や管理規約等、分譲マンションの仕組み自体を
理解する能力も求められます。
『ティー・エム・エス』では、その両方を備え持つ会社として、単なる口先だけのコンサルタント
会社ではなく、マンションをソフト面・ハード面双方からサポートしていけるような、本当の
意味での『マンション管理組合の救世主』となれるようなマンション総合プロデュース会社
を目指していきたいと思っています。
次回は、『3.不動産事業』についてお話したいと思います。